現役金融マンが語る生の声!消費者金融・キャッシングなど、金融業界の舞台裏。

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人から借りたおカネは、必ず返す

「人から借りたおカネは、必ず返す。」これって誰もが知っている常識ですよね?
でも、その常識が時に覆される事もあるんです・・・

消費者金融におカネを借りに来られるお客様には、いろんな方がいらっしゃいます。
例えば給料日間近でお小遣いが足りなくなったサラリーマン、予定外の出費があり、 生活費が足りなくなってしまった主婦、今よりいい部屋に引っ越ししたいけど、 まとまった資金が用意できない20代の若者、いざという時の為にカードだけ先に作っておきたいという方。 おカネには多様なニーズがあり、お客様の利用目的もさまざまです。
最初は誰もが、「人からおカネを借りるからには、きちんと返そう」って思って借りていかれます。 そして殆どのお客様は、毎月きちんと返済されます。一握りのお客様を除いては・・・
返済日 支店にはそれぞれの規模に応じた予算があり、日々その支店を管轄している上司から管理されています。 それは消費者金融に限らず、どこの会社でも普通の事だと思います。
その中に延滞されるお客様の比率をどの位迄にするという目標があるんですが、 これが支店の社員にかなりプレッシャーなわけです。
返済日は、毎月1回どのお客様にもかならず平等に訪れます。 期日を過ぎても返済が無いお客様には、こちらから連絡をして返済を促します。 延滞されるお客様の中でも、うっかり期日を忘れられる方が殆どです。
でもお客様の中には確信的に返済されないお客様も存在します。これが本当に大変なんです。

Aさんは、誰もが知っている某有名企業の部長です。年収1500万、持家、勤続30年。 当社とは3年ほどお取り引き頂いており、200万ほど残高があります。
毎月の返済もきちんとされていたのですが、ある月突然延滞されました。
まずお客様の携帯に電話します。お仕事中の為か留守番電話でした。次に勤務先に電話します。 「うっかりしてました。今日必ず返済します。」そうだったか、たまたま忘れていただけかと思い、私は安心しました。
ですが、約束の時間を過ぎても返済がありません。次の日また勤務先に電話してみると、体調が悪くお休みされているとの事。 ご自宅にいらっしゃると思い連絡しようかと思いましたが、お客様も具合悪い時に、連絡されるのも不快に思われると思い、 数日間連絡しませんでした。その間も返済はありませんでした。
最初の連絡から1週間後、勤務先に電話したところ、「Aは退職しました」との返答。 私は直感的に「これはまずい!」と思いました。
携帯に電話すると 解約されており、自宅の電話は料金滞納の為、通話が止まっていました。 期日延滞のお知らせを郵送しても、応答はありません。こうなったらもう自宅に行くしかありません。
お客様の自宅の所在地を調べ、夜に部下と二人で向かいました。さすがに大企業の部長だけに立派なお宅でした。
ですが夜にもかかわらず、 家に電気がついていません。誰もいない様子でした。 門の郵便受けには、新聞や郵便物が溜まってあふれていました。
最悪の状況を想定しつつ、お隣の方に伺ったところ、Aさんは、1年前に愛人を作り、それが奥さんにバレて離婚。愛人とも別れ、 奥さんに多額の慰謝料を払い、一人暮らししていましたが、ギャンブルにはまってしまい、 このところ姿を見かけなくなったとの事。
そうです、逃げられてしまったんです!!
案の定、他社の借り入れも、契約当初は当社のみでしたが、現在はビックリする位の金額になってました。 当社から200万融資した金額が、回収困難な状況になってしまいました。
延滞の金額が大きいほど、延滞の期日を管理する目標に影響してしまいます。 支店長の私は青くなりました。でも逃げてしまったお客様を探し出して、返済をお願いするのも無理な話です。
無担保、無保証ですから、本人以外には一切返済の義務はありません。 いくら大企業の部長でも、会社を辞めてしまえば、収入も無くなります。
結局このお客様は、この後もずっと連絡を頂けずに終わってしまいました。

この仕事をしていると、おカネにまつわるいろんなお客様のドラマを見る事が出来ます。 やはり自分でおカネをコントロールできる人間にならないと、いけないなって思います。 皆さんも、おカネを借りる時は、ご利用は計画的に。
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